「楽天春季キャンプ」（３日、金武）

　楽天のドラフト１位・早川隆久投手（２２）＝早大＝が、２日連続のブルペン入り。変化球も解禁し、６１球を投じた。この日は侍ジャパン・稲葉監督が視察。顔合わせはかなわなかったが「まずは楽天で結果を残してから」と語った上で「人生で１回あるかないかの東京オリンピックなので、目指していきたいとは思います」と代表入りへ意欲を見せた。

　また一歩、黄金ルーキーが段階を踏んだ。カットボールやチェンジアップなどの変化球も中心に、プロ入り後最多の投球数。ボールを受けた田中貴は「チェンジアップの抜け度や落ちる落差はすごい」と太鼓判を押した。

　石井監督と侍ジャパン・稲葉監督の会話の中でも左腕が「良いボールを投げる」という話が出たという。稲葉監督は「しっかり見ていきたいと思います」と今後も早川の動向を注視。石井監督も「（将来的に）国際大会の経験はしてほしい」と語った。まだプロとして公式戦で１球も投じていない左腕だが、日の丸入りへの期待は高まる。