マー君、楽天に帰ってきて 石井監督が猛烈ラブコール「ぜひとも仙台で」【NPB】

 楽天の監督・コーチ会議が18日、仙台市の楽天生命パーク宮城内にある球団事務所で行われ、石井一久GM兼監督(47)がオンライン取材に対応。ヤンキースからFAとなった田中将大投手(32)に対して「ぜひとも仙台で」とラブコールを送った。メジャー復帰を前提とした期間限定のNPB復帰でも柔軟に対応する方針を示した。

 実現すれば、13年以来の頂点に向けて、これ以上ない補強となる。今年から指揮を執る石井監督が、田中がヤンキースをFAとなって以降、初めて右腕についてコメント。熱いラブコールで復帰を期待した。

 「日本でプレーする意思が田中投手にある時は、楽天が(獲得に)いかない理由というのは一つもないので。声を掛けない理由というのは一つもない。ぜひとも仙台で、また東北でプレーしてほしいなと思います」

 指揮官は「米国の状況を見ながら判断していきたい」と、コロナ禍で動きが遅いメジャーのFA市場を今後も見極めていく方針。さらに、東北に歓喜をもたらした元エースへの気遣いも見せた。

 「彼の気持ちをリスペクトして、いろんなことを考えてあげなければいけない。楽天イーグルスに対して、功績を残した選手ですし、あとはそれだけのキャリアも積み重ねてきた選手なので」。メジャー復帰を前提とした期間限定のNPB復帰でも「柔軟に対応したい」と語った。

 複数の米メディアによると、ヤンキースは最優先課題だった昨季首位打者・ルメーヒュー内野手を6年9000万ドル(約93億4000万円)で引き留め、さらにサイ・ヤング賞2回の右腕クルバーと1年1100万ドル(約11億4000万円)で基本合意。ぜいたく税課税対象となる総年俸2億1000万ドル(約218億円)が目前となった。田中がヤンキースと再契約するには厳しい状況だ。右腕の気持ち次第で事態は大きく動く可能性を秘めている。

 球団史上初の日本一を達成した13年は、24勝無敗という“伝説”と言える数字を残して、アメリカへ渡った右腕。昨季のチーム防御率はリーグ5位の4・19に沈んだ犬鷲軍団にとってこれほど必要な人材はいない。石井監督は田中の決断を待っている。

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