ヤクルトのドラ1・木沢が初ブルペン 憧れはロジャー・クレメンス
ヤクルトのドラフト1位・木沢尚文投手(22)=慶大=が17日、埼玉県の戸田球場で初ブルペン入り。立ち投げで16球を投げ、時折笑顔も見せた。
ブルペン入りはプロ入り初で、昨年12月30日以来だという。木沢は手応えについても、「バランスを意識しながら投げた。昨年の秋のリーグ戦で、技術的に課題として挙がったものを継続して取り組んでいる。少しずつできるようになってきたのかなと思います」と口にした。
バランスを意識し、制球面の改善に努めている。「頭がつっこまないとか、お尻が落ちないようにするとか」など、細かい修正ポイントを列挙。すでに8割の力を入れているといい、視察した高津監督も「結構腕を振って投げているなというのが第一印象。力で押せる、パワーピッチャーを目指してほしい」と話した。
木沢が自身の憧れの投手を初めて明かした。キーワードは「ロマン」。歴代最多7度のサイ・ヤング賞を誇る最強投手、ロジャー・クレメンスの名前を出し、「そういうロマンのある投手になれたらいいなと思います」と笑った。
現在もYouTubeで動画検索を行い、研究は日々継続中。24年間パワーピッチャーとして戦った姿を映像で見つめ、「負担のないフォームで力強いボールが投げられるところが、やっぱり目指すべきところ」と話した。