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【ドラ1の逆襲】巨人・小林 昨季わずか10試合…ケガに強い体作って正妻返り咲きだ

 ドラフト1位で入団しながらも現状に苦しむ選手にスポットを当て、今季への思いや意気込みを聞く“ドラ1の逆襲”。巨人・小林誠司捕手(31)は2017年に自己最多の138試合でマスクをかぶり、ゴールデングラブ賞も獲得したが、昨季は故障もあり10試合の出場にとどまった。もう一度ケガに強い体を作り上げ、正捕手の座を取り戻す。

  ◇  ◇

 2020年は小林にとって、かつてない苦しいシーズンだった。開幕3戦目に左腕に死球を受けて左尺骨を骨折。完治後、9月に1軍再昇格を果たしたものの打撃不振でファーム降格。その後の2軍戦で右手人さし指を負傷し、日本シリーズにも出場できなかった。

 小林不在の間に捕手の勢力図が激変した。昨季チームの捕手で最も多くマスクをかぶったのは27歳の大城。93試合に出場し、打率・270、9本塁打を残した。続くのは56試合出場の炭谷。さらに3番手には日本シリーズ4戦目でスタメンマスクを任されたプロ3年目の岸田が台頭した。

 後輩やベテランの活躍が、小林に危機感を覚えさせた。入団3年目の16年に出場試合が初めて100試合を超えた。17年には侍ジャパンの正捕手としてWBCで活躍。7試合で打率・450と打ちまくった。同年のシーズンではキャリアハイとなる138試合に出場。盗塁阻止率・380はリーグトップで、ゴールデングラブ賞も初受賞。オールスターにも初選出され、さらに“相棒”菅野と最優秀バッテリー賞に輝いた。ドラフト1位の評価にたがわぬ輝かしい光を放っていた。

 その後、18、19年と正捕手としてマスクをかぶったが、昨年は10試合の出場にとどまった。オフの12月、現状維持の年俸1億円(推定)でサインした契約更改交渉の後、「僕の中ではケガで離脱することが一番悔しかったし、今までに経験のない悔しさだった」と振り返った。試合出場数など自己ワーストの記録が並んだ屈辱のシーズン。ケガの恐ろしさを実感した。

 再び1軍の戦力となるため、「本当に一から体を作り直して、ケガを二度としたくないと思っている」と力を込めた。今オフの自主トレは社会人時代に汗を流した日本生命のグラウンドで敢行。「もう一度自分自身を見つめ直して、本当にもう一度、一から鍛え直して、そこでスタートしたい」と日々鍛錬に励んでいる。逆襲に燃える小林が、味わった悔しさを糧にはい上がる。

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