楽天・銀次 東日本大震災から10年…風化を危惧 子供にも「ずっと伝えていきたい」
楽天の銀次内野手(32)が13日、宮城県内で島内、森原、塩見、足立と行っている自主トレを公開した。チーム唯一の岩手県出身者であり、今年は東日本大震災から10年を迎える。節目の年に行われるシーズンを前に、被災地へ「かっこいい姿だったり、感動する姿を見せたい」と誓った。
過去3シーズン、打率3割を達成している銀次だが、昨季は88試合の出場で打率・236にとどまった。この日はノックやバッティングで汗を流し「もちろんきついです。その中で自分をしっかり追い込んで、今やっています」と語った。
レギュラー再奪取を狙う今季の目標は「規定打席に立って、最低3割打つ」ことにセット。「(試合に)出たら、結果残す自信もある」と腕をまくった。
震災復興への思いも強い。「どうしてもみんな忘れてしまうって言うことがあると思う」と震災の記憶の風化を危惧。「自分の子供にもこういうことがあったんだよっていうことをずっと伝えていきたい」と語った。