ヤクルト・奥川「1軍に食らいつく」飛躍の2年目へ意気込み

 ヤクルト・奥川恭伸投手(19)が10日、2年目の飛躍へ気持ちを新たにした。昨春キャンプは右肘の軽い炎症で2軍スタート。ルーキーイヤーは出だしでつまずいた。プロ初勝利を目指す今季は「1軍でやりたいと思っているので、必死になって食らいついていきたい」と意気込んだ。

 昨年は7月にも上半身のコンディション不良があり、1軍登板は1試合だけだった。最終戦の11月10日・広島戦(神宮)に先発し、2回0/3を5失点KO。イースタンでは7試合で19回2/3で防御率1・83と安定感を誇ったが、プロの厳しさを痛感する結末となった。

 「去年は1軍でうまくいかなかったシーズンだった。今年はけがなくいけたら。しっかり1軍で投げられるように頑張りたい」。2日に故郷・石川県の母校・星稜で始動。9日から戸田球場でトレーニングを開始しており、フォーム固めなどを意識してキャンプインに備える方針だ。

 1軍キャンプを皮切りに開幕ローテ入りをアピール-。4月に20歳の誕生日を迎える2年目右腕がチームの期待に応える。

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