ＤｅＮＡ・大貫晋一投手（２６）が２８日、「脱豆苗（とうみょう）」を宣言した。１８１センチ、７３キロという細身の体でチームメートから「豆苗」というあだ名で呼ばれているが、肉体改造に乗り出すと意気込んだ。

　きっかけは今年途中にあった。シーズンを戦っていくうちに「体重が７０キロくらいになった時、球の強さがなくなった」と実感。最後まで安定感ある投球で１０勝を挙げたものの、さらなる高みを見据える。

　体重増へ「ご飯は１日５合炊いています」という。さらに１日で最大７食を取る日もあり、たまご、ブロッコリー、ほうれん草など筋肉の成長を促進するものを積極的に口に運んでいる。現在は「２～３キロ増えた。こんなにやってもこれくらいしか太れないんだと」と苦笑いを浮かべる。

　目標体重は７８キロから８０キロへ上方修正。定着しつつあったニックネームを捨てて取り組む肉体改造。大貫がパワーアップを目指す。