早大・小宮山監督 水戸一高で「一球入魂」伝授 野球部員を指導
東京六大学野球の秋季リーグ戦を制した早大の小宮山悟監督(55)が13日、早稲田野球の“聖地”ともいえる水戸一高を訪れ、野球部員を指導した。
水戸一は、早大の初代監督で「一球入魂」を唱えた飛田穂洲氏、今年殿堂入りした石井連蔵元監督ら名だたる早大OBを輩出。小宮山監督は指導の端々に「一球入魂」をにじませ、基礎の大切さを強調。「水戸一高は早稲田野球部にとって大事な学校。初めて足を踏み入れ、身が引き締まる思いがした」と語った。
旧制水戸中時代を含めて甲子園に3度出場の伝統校は来年が創部130周年。木村優介監督(36)は「小宮山さんから勝負に対する厳しさを改めて学んだ。飛田先生に恥じない野球をしていきたい」と力を込めた。