常総学院・島田監督 恩師・木内監督へ恩返し誓う 87年夏、エースで甲子園準V

 取手二、常総学院の監督として、甲子園で3度優勝した木内幸男氏(享年89)の死去から一夜明け、教え子の常総学院・島田直也監督(50)が25日、茨城県土浦市内の同校グラウンドで恩師への恩返しを誓った。今秋関東大会で準優勝し、来春のセンバツ出場は濃厚。“木内マジック”を起こした聖地での躍動を披露する。

 突然の訃報に、まだ心の整理がついていない。島田監督は「(思い出を)振り返っていたら寝られなくて。今もまだ実感が湧かないというか」と時折、涙ぐみながら打ち明けた。1987年夏に監督、エースの間柄で甲子園準優勝。卒業後にプロ入りを果たし、「木内先生の指導があって今の僕があると思う」と感謝は尽きない。

 秋の戦いを終え、入院直前に報告へ向かうと病を抱えた身でねぎらってくれた。「『よくやった』と言ってもらえたことが本当にうれしくて」。高校時代は怒られてばかりだっただけに、なおさら心に響いた。

 直接見せることはかなわないが、来春センバツ切符はほぼ手中に収めている。「木内監督みたいには絶対になれないですけど、偉大すぎてね。ただ、近づくことはできると思うので」。決意を新たに、次は監督として聖地星を届けてみせる。

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