ソフトバンク4年連続11度目日本一 巨人に史上初2年連続4タテ 通算12連勝

 優勝を決め喜ぶナイン(撮影・金田祐二)
 優勝を決め、森(38)の元に駆け寄る千賀
 日本一を決め森と抱き合う甲斐(撮影・金田祐二)
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 「日本シリーズ・第4戦、ソフトバンク4-1巨人」(25日、ペイペイドーム)

 ソフトバンクが圧倒的な力で巨人を退け、4年連続11度目の日本一を達成した。2年連続の4戦4勝は史上初めて。日本シリーズでの最長連勝記録を12に伸ばし、ここ10年間での日本一は7回目。新たな歴史を刻む勝利となった。

 リーグ優勝時と同じく、恒例の監督胴上げはなく、内野に大きく円をつくっての万歳三唱で喜びを表現した。

 初回、先発の和田が坂本にタイムリーを許し、今シリーズ初めての先制点を巨人に与えた。しかし、不穏な空気を主砲が一瞬で振り払う。その裏の攻撃、1死二塁の場面で、柳田が巨人の先発・畠の初球をとらえて弾丸ライナーを右翼席に突き刺し、1号2ランで逆転に成功した。三回には甲斐に2号2ランが出てリードを広げたソフトバンク。三回から継投に入り、松本-嘉弥真-高橋礼-岩崎-モイネロ-森と和田から合計7投手で振り切った。

 初戦はエース千賀の好投と栗原が4打点の活躍。第2戦は打線が爆発し13得点。第3戦は先発ムーアが7回無安打無得点の快投を見せ、モイネロ-森につなぐ1安打完封リレーで巨人を封じ込めた。

 その強さは様々な記録にも出ている。18年第3戦から続く日本シリーズの連勝記録を12に伸ばし、ポストシーズン(CSと日本シリーズ)の連勝は16とした。工藤監督個人で見ても、日本シリーズは選手として11回、監督として5回目で合計16回目の制覇となる。これは、15回の川上哲治を抜き、1位森祗晶の17回に次ぐ歴代単独2位だ。

 パ・リーグ代表チームの日本一は8年連続。通算でパの36勝、セの35勝だが、今年のシリーズから見えた両リーグの差は、はるかに大きいと言える。

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