巨人 悪夢の3連敗 9回2死土壇場でノーノーは何とか回避も…崖っぷち
「日本シリーズ・第3戦、ソフトバンク4-0巨人」(24日、ペイペイドーム)
巨人が悪夢の3連敗。九回2死、丸の安打で球団史上初となる日本シリーズでのノーヒットノーランの屈辱は回避したが、がけぷっちに追い込まれた。
ソフトバンク・ムーアの投球術にはまった。初回は吉川尚の遊ゴロが牧原の悪送球を誘い、無死二塁の絶好機を迎えた。だが、松原がバント失敗で走者を進めることできず、坂本、岡本も凡退。嫌なムードが漂うと、二回以降は凡打の山を築いた。
150キロ超の直球とナックルカーブ、チェンジアップに翻弄(ほんろう)され、二回は亀井が二ゴロ併殺打。四回1死では坂本が3ボールから積極的にスイングしたが、フェンスぎりぎりの左飛に倒れた。
五回は先頭丸が四球を選ぶと、ウィーラーは痛烈な打球を三遊間に飛ばした。だが、三塁手松田宣のダイビングキャッチで二塁封殺。六回は大城の投ゴロをムーアがはじいて出塁したが、記録は無情にもエラーとなった。
八回から継投に出たソフトバンク、モイネロに抑えられ、異様なムードが高まった九回2死。丸が森から安打を放ち、何とかシリーズ史上2度目の無安打無得点は回避した。
ただ、第2戦では球団史上ワーストの13失点。セ・リーグでは無敵を誇った巨人が屈辱にまみれている。