巨人・菅野 千賀に勝つ!日本S初戦エース激突、昨年4連敗の雪辱果たす

 「日本シリーズ・第1戦、巨人-ソフトバンク」(21日、京セラドーム大阪)

 「SMBC日本シリーズ2020」開幕を翌日に控えた20日、巨人とソフトバンクが京セラドームで最終調整を行った。セ・リーグ2連覇の巨人は第1戦でエースの菅野智之投手(31)が先発する。4連敗を喫して終戦した昨年の日本シリーズのリベンジを果たし、8年ぶりの日本一奪還を宣言した。

 日本シリーズ初戦のマウンドは「僕以外いない」-。最終調整を終えた菅野は絶対的エースとしての矜持(きょうじ)を言葉に込めた。ソフトバンクの先発投手は「特別な存在」と話す千賀。負けられない。圧倒的な力で初の投げ合いを制す。

 「同じピッチャーとして尊敬できる。そういった意味ではこの上ない対戦になると思うし、僕たちは挑戦者。千賀君に挑戦したい」

 今年1月に千賀と福岡県内の「鴻江(こうのえ)スポーツアカデミー」で合同自主トレを実施。互いに高め合いながら貴重な時間を共有し、菅野は腕から始動する新フォームを作り出した。2017年の第4回WBCでは日の丸を背負い共に世界一を目指した間柄。だからこそ、燃える。

 鷹打線攻略のポイントに挙げたのは、今季13戦連続盗塁の“世界記録”を樹立した周東の出塁阻止。「盗塁を警戒しながら中軸と勝負するのはなかなかリスキー」。足技を封じれば柳田、グラシアル、栗原のクリーンアップと真っ向勝負できる。

 昨年のソフトバンクとの日本シリーズは第4戦に先発し、6回1/3を6安打4失点(自責点3)で敗戦投手。腰痛の影響で実力を発揮できず、チームは4連敗を喫して終戦した。

 屈辱を糧にリーグ連覇を成し遂げた今季。右腕は開幕投手からの13連勝という日本新記録を達成し、最多勝と最高勝率の2冠に輝いた。「選手一人一人が日本一に飢えてやっていると思う」。京セラドーム大阪では通算4試合の登板で1勝1敗、防御率0・93。雪辱を果たす。

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