中日・大野雄が残留へ 年俸3億円プラス出来高の3年契約で大筋合意

 中日・大野雄大投手(32)が10日、今季取得した国内FA権を行使せずに残留する意向を固めた。年俸3億円プラス出来高払いの3年契約で大筋合意。沢村賞候補のエース左腕は10年ぶりの優勝を目指し、2021年も竜の先頭に立つ。

 シーズン最終戦を翌日に控えたこの日、竜党が待ち望んでいた朗報が舞い込んだ。巨人、阪神、オリックスが水面下で調査し、FA権を行使すれば大争奪戦が必至だった大野雄が残留を決断。このオフ最大の懸案事項が早期決着した。

 2年連続の最優秀防御率と初の最多奪三振をほぼ手中にするエースを引き留めるべく、球団は10月以降、複数回の下交渉を行ってきた。4年総額12億円という数字も挙がっていたが、最終的には年俸3億円プラス出来高払いの3年契約で大筋合意したもようだ。

 本拠地最終戦後の表彰式で来季以降の質問に「シーズンを戦い終えてから皆さんにいい報告ができれば」と話していた左腕。10年ぶりの優勝へ、来季も大野雄が竜投をけん引する。(金額は推定)

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