巨人・阿部2軍監督 藤川との激闘「思い出すと胸が熱くなる」

 場内一周で手をあげて声援に応える藤川(撮影・田中太一)
 藤浪とエアタッチする藤川(撮影・田中太一)
 場内一周後、マウンドに立つ藤川(撮影・高部洋祐)
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 巨人の阿部慎之助2軍監督が10日、今季限りで引退した阪神・藤川球児投手にねぎらいの言葉をかけた。

 この日は宮崎フェニックス・リーグで2軍を指揮。昨年自身の引退表明後、最後の対戦となった9月24日の試合では藤川のオール直球勝負に空振り三振。「あの伸び上がるような直球をどうにか打ってやろうといつも打席で燃えるものがありました。分かっていても、打つのは容易でなかった直球は今でも目に焼き付いているほどです」。

 続けて「昨年9月24日の甲子園での最後の対戦、オール直球勝負での対戦したシーンは思い出すと胸が熱くなります。お互いが切磋琢磨(せっさたくま)して、巨人阪神戦を盛り上げられたのは自分の誇りでもあります。藤川投手、本当にお疲れさまでした」と盟友の引退を惜しんでいた。

 また、藤川と同じ松坂世代のふたりも球団を通じてコメント。巨人・村田2軍野手総合コーチは「同世代の選手が引退するというのは、改めてさみしくも感じますね。本当にお疲れさまでした。強い気持ちで投げ込んでくる球児の真っすぐは脅威でした。直球を打ち返すために試行錯誤することで、対戦した打者はレベルアップにつながったと思います。今度も野球界の発展のために、マウンドでの経験を伝えていってほしいです」とコメント。

 巨人・杉内2軍投手コーチは「本当にお疲れさまでした。40歳まで一線級でプレーしたことは、同じ投手として本当に尊敬しています。WBCや北京五輪で、ともに日の丸を背負って戦ったのが懐かしい。次のステージでは、メジャーや独立リーグも経験した貴重な経験を野球界のために伝えてほしいです。また、いつか、ゆっくりお酒でも飲みながら思い出話でもしたいですね」と語った。

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