阪神の藤川投手、引退登板 巨人戦、22年間の現役に別れ

 プロ野球阪神の藤川球児投手(40)が10日、兵庫県西宮市の甲子園球場で巨人との引退試合に臨み、0-4の九回に登板して「火の玉」と称された直球だけで打者3人を仕留め、22年間の現役生活最後のマウンドを終えた。試合後には引退セレモニーが行われた。

 剛速球を武器に活躍し、米大リーグ時代と合わせて日米通算245セーブをマーク。今シーズンは故障で不振に陥り、9月1日の会見で今季限りでの現役引退を表明した。

 藤川投手は高知県出身。松坂大輔投手(西武)と同学年で「松坂世代」の一人。高知商高から1999年にドラフト1位で阪神に入団し、2005年はリーグ優勝に貢献した。

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