「東京六大学野球・秋季フレッシュトーナメント、立大８－５東大」（１０日、神宮球場）

　東大の元甲子園球児ルーキーがそろって“神宮デビュー”した。１８年春のセンバツでメンバー入りした梅林浩大内野手（１年・静岡）は「３番・一塁」、１７年夏の甲子園メンバー入りした別府洸太朗外野手（１年・東筑）は「６番・中堅」でスタメン出場。新人戦なながら、ともに憧れの舞台を踏みしめた。

　２浪の末に入学した別府は六回の先頭で中前打を放った。相手の立大・野口は東海大相模時代に聖地で登板経験のある左腕。「神宮（の雰囲気）に飲まれなかったので大きい」と安どした。１浪を経て赤門をくぐった梅林は無安打ながら犠打や一直を好捕するなどハツラツプレー。「すごい楽しかった」と充実感をにじませた。

　梅林にとって高校時代に同級生だった明大・村松開人内野手（２年・静岡）がすでにリーグ戦で主力に入っている。「（東京）六大学で対戦できるので。自分も早く来春のリーグ戦で活躍できるように頑張りたい」と闘志十分。別府も「とてもありがたいので、その期待に負けないように」と注目を糧に成長を誓った。