「楽天６－６西武」（７日、楽天生命パーク宮城）

　ＣＳ争いを繰り広げる２位・西武が、脅威の粘りを見せた。勝ちきれなかったものの、何とか引き分けにもちこんだ。

　同点の九回に登板した増田は、２回を無安打無失点に抑えた。

　初回に１点を先制したが、先発の今井がまさかの大乱調だった。先頭の小深田に四球を与え、２番鈴木大は併殺に仕留めて２死無走者としたがここから大炎上。小郷、浅村に連続四球を与え、銀次、渡辺佳の連続適時打で２失点。さらに田中に四球を与え満塁となり、下妻に２点適時打を浴びて降板。２番手・宮川も辰己に２点二塁打を浴びた。今井は０回２／３を３安打４四球６失点だった。

　いきなり５点を追う展開。二回に呉の適時打で１点、六回に愛斗の犠飛などで２点をかえし、小刻みに反撃。七回には外崎のソロで１点差とし、さらにスパンジェンバーグの適時打で同点に追い付いた。だが、楽天・松井の前に九回は無死二塁としたが無得点。十回も三者凡退に抑えられた。

　投手陣は二回以降、必死の継投。宮川、小川、ギャレット、平井、森脇、平良とつなぐ。七回途中から登板した平良はイニングまたぎとなった八回に２死一、三塁のピンチを迎えたが、小深田を三振に切った。無失点に抑えて反撃につないだ。