関西国際大・武次 1失点完投で決勝進出「低め意識で」8日は近大と対戦

 「関西地区大学野球選手権・準決勝、関西国際大2-1奈良学園大」(7日、南港中央公園野球場)

 関西国際大が大接戦を制し、決勝進出を決めた。先発した最速147キロのエース左腕・武次春哉投手(4年・西脇工業)が、9回を2安打1失点で完投。「あまり調子がいいとは思ってなかったので、低め意識で投げた。最後まで自分で投げるつもりでした」と強気な投球で圧巻の12三振を奪い、1点差を守り切った。

 初回を三者凡退に斬る上々の立ち上がりを見せると、1本ずつ長打を浴びた四回、八回以外は二塁すら踏ませない好投を披露。八回2死三塁のピンチでは、ライトの奥野がナイスキャッチを見せるなど、野手陣もエースを援護。普段はポーカーフェースな武次にも思わず笑みがこぼれた。

 大学野球最後の試合の相手は、阪神ドラフト1位の佐藤を擁する近大。オープン戦などで何度も対戦してきた相手だ。この日完投しているため、明日は先発しない方向だが「佐藤は甘い球が入ったら1球で仕留めてくる。投げミスを見逃してくれないので、低め意識で投げ込みたい」と力を込めた左腕。最強のバッターからアウトを奪い、大学野球を有終の美で飾ってみせる。

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