中日・吉見、最後の登板は空振り三振斬り ナゴヤドームのプレート触れる
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「中日-ヤクルト」(6日、ナゴヤドーム)
中日・吉見一起投手が引退試合で先発し、先頭打者の山崎を空振り三振に仕留め、15年間の現役に別れを告げた。
136キロの直球で開始となった現役最後の投球は、2球連続で見逃し2ストライクと追い込む。1ボールとなった後の4球目、外角への138キロの直球で空振り三振を奪った。
三振を奪うと吉見は帽子を取り、ナゴヤドームのファンに深々と一礼。そして捕手・木下と抱き合った。
ヤクルト・森岡内野守備走塁コーチから花束を渡されると、中日ベンチからは大野雄が花束を持ってマウンドへ。新旧の竜のエースがマウンドで抱き合った。
そして交代を告げた与田監督と握手。最後は思い出の詰まったナゴヤドームのマウンドにしゃがみ込むようにして、プレートを右手で触れた。球場全体から拍手が送られる中、背番号19がマウンドを去った。