巨人・坂本 2000安打あと2本!13戦ぶり18号2ラン 7日本拠地で決める!
「広島5-4巨人」(5日、マツダスタジアム)
すさまじい衝撃音がマツダスタジアムに響いた。巨人・坂本は歓声と悲鳴が交差する中、ダイヤモンドを大股でゆっくりと回った。10月21日・ヤクルト戦以来、13試合ぶりの一時同点に追いつく18号2ラン。プロ通算2000安打へ残り2本とした。
2点を追う六回無死一塁。3ボールから薮田の直球を迷いなく振り抜き、左中間席に突き刺した。「手応えは良かったですね。久しぶりに気持ち良かったです」。偉業へのカウントダウンが進み、徐々に高揚感も高まる。
「打席に立ったらヒットを打ちたい、というのはずっと変わらない。そういう気持ちがラスト1本になればもっと強くなるのか…」
直近5試合は打率・154。「やっぱり1本打つのが大変」と改めて一打の重みを痛感する中で、坂本は自身の心を奮い立たせる。「ファンの方も期待してくれていると思うし、何とか今年中にはという気持ちはあります」。快挙達成は7日・ヤクルト戦(東京ドーム)以降に持ち越された。
終盤に救援陣が崩れ、今季2度目のサヨナラ負け。主将は3四球とつなぎ役もこなしたが勝利に結びつかなかった。試合後、原監督は「まあ、やってくれるでしょう」。舞台はG党が待つ本拠地。大きな拍手を力に変え、節目の一打を刻む。