初完封逃した巨人・戸郷に、安仁屋氏「あの1球は失投。完投の難しさ感じたのでは」
「広島2-2巨人」(3日、マツダスタジアム)
巨人・戸郷が完封目前の九回2死一塁で菊池涼に右翼席へ同点2ランを浴びた。
プロ初完投初完封を逃した右腕に、デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏は「初球だったし、あの1球は失投だろう。完投の難しさというものをつくづく感じたんじゃないかな」と右腕の胸中をおもんぱかったが、そこまでの投球については「最後まで球威も落ちなかったし、完璧だった」と絶賛した。
さらに「腕の振りがものすごくいい。思い切り振れているので、打者からするとタイミングが合わせづらいんじゃないか。球速はそれほど出ているわけではないが、直球にしてもフォークにしても球に切れがある。球速以上に打者は速く感じると思う」と分析。「将来的には間違いなくジャイアンツを背負う投手になるだろう」と太鼓判を押した。