DeNA・細川 効果的だった“打ち直しの一発”【岡義朗氏の眼】

7回、阪神・マルテ落球の後、ソロを放つDeNA・細川=横浜(撮影・金田祐二)
7回、ファウルボールを落球する阪神・マルテと坂本=横浜スタジアム(撮影・田中太一)
7回DeNA無死、ファールフライを打ち上げるも阪神・マルテの落球でセーフのDeNA・細川=横浜(撮影・金田祐二)
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 「DeNA6-5阪神」(1日・横浜スタジアム)

 DeNAが梶谷のサヨナラ打で勝利。デイリースポーツ評論家・岡義朗氏は、七回に今季1号を放ち流れを呼び込んだ細川と先発で5回1失点だった阪口に着目した。

 この日の試合で若手選手をピックアップするのなら、細川の七回のホームランが効いたといえる。

 細川の2球目のファウルを阪神一塁手・マルテが落球した。相手守備がエラーしてくれた後の打ち直しから放った本塁打だけに、ダメージも大きかっただろう。一気に攻撃モードとなった一発だった。

 先発の阪口は、コーナーを突きながら、150キロ前後で投じていたキレのあるボールが素晴らしかった。ピンチを招いても、粘りの投球で切り抜けただけに、勝ち星をつけてあげたい内容だ。

 バント処理も良かった。特に五回無死二塁から阪神・高橋が犠打で転がした打球を処理し三塁送球したフィールディング。直後、近本と糸原に遊撃内野安打を許し1死満塁としたものの、マルテを遊ゴロ併殺に打ち取った。ピンチを乗り越えたこの日の粘りは次につながるだろうし、来季へ楽しみなピッチングだったといえる。

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