ヤクルト2軍 奥川が5回無安打でプロ初勝利 7登板1・83と抜群の安定感

 「イースタン、日本ハム1-4ヤクルト」(1日、鎌ケ谷スタジアム)

 ヤクルトの奥川恭伸投手(19)が2軍最終戦で先発し、圧巻の投球を見せた。2軍戦ではこれで7試合に登板し、防御率は1・83だった。

 プロ最長タイとなる5回無安打無失点で3奪三振、1四球。チームも勝ち、プロ初勝利。日ハム打線をよせつけず、完璧な投球でラスト登板を締めくくった。さらにこの日はDH制を使用せず、「9番・投手」として初めて打席にも向かった。

 立ち上がりから、好フィールディングを披露する。先頭・宮田の一塁線への難しいゴロを捕球後、すぐさま安定感のある送球でアウトに。抜群のフィールディングを見せると、三回には変化球と146キロの直球で2者連続の見逃し三振。五回まで快音を許さず、56球の省エネ投球で笑顔の降板となった。

 また打席では、無死一塁から犠打にも成功。四回には四球を見極めた。

 前回登板の10月24日のイースタン・西武戦では、プロ最長の5回を4安打1失点。4奪三振、無四球と安定した制球力が光った。登板後は「これまでよりも全球種が良くなってきている」と充実感をにじませており、先発として5回というイニングを消化した。

 奥川は「やっぱり1軍で抑えてこそ。その舞台に立ちたい」と1軍への強い思いを言葉にしており、小川GMは状態の問題がなかったことを前提とした上で、「神宮の最終戦が濃厚になる」と可能性を模索していた。今季中の1軍登板をたぐり寄せる快投で締めくくった。

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