セ本塁打王は巨人勢の争いか 原監督も注目「見ものですね」

 5回、ソロを放った巨人・丸佳浩(右端)を出迎える原辰徳監督(左から3人目)
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 「巨人6-4ヤクルト」(31日、東京ドーム)

 し烈な争いが繰り広げられているセ・リーグの本塁打争い。この日はトップの巨人・岡本和真内野手が29号3ランを放てば、丸佳浩外野手も負けじと2者連発となる27号ソロを放った。

 前日の優勝決定から一夜明け、ファンの歓声が響いたのは五回だった。まず岡本が1死一、三塁で左中間席へ運ぶ一発。続く丸は右中間へ運んだ。

 丸は「打ったのはスライダー。岡本さんがいいバッティングをしたので、自分もいいイメージで打つことができました。岡本さん、いつもありがとうございます」と笑わせた。

 この日、他球団のライバルに本塁打はなく、1位、2位は巨人勢。岡本がトップ、丸が初めて単独2位に浮上した。3位は26本で阪神・大山、ヤクルト・村上が並び、広島の鈴木誠が25本。試合数では巨人、ヤクルトが8試合、阪神と広島が7試合ずつを残している。

 原監督は岡本の状態について「だいぶ本調子に近づいて来て、勝負強さがでてきたのが大きい」とし、「後ろに丸も控えているのは、チームも相乗。第三者的にみるとふたりの戦いも見ものですね」と注目した。

 岡本は89打点として、打点王争いでも2位以下を引き離した。

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