ヤクルト・小川が痛恨 村上のライバル岡本、丸に一発浴びる

 5回、巨人・岡本和真(奥)に勝ち越し3ランを許すヤクルト・小川泰弘
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 「巨人-ヤクルト」(31日、東京ドーム)

 ヤクルトの小川が、1点の先制点を守れない。追いつかれ、五回に岡本の勝ち越し3ランを被弾。さらに丸にも一発を浴びるなど、熾烈(しれつ)なタイトル争いの中で、相手の主砲を“援護”してしまった。

 菅野との投げ合いだった。三回に押し出し死球で1点を先制したが、四回に大城の左前適時打で同点。つかまったのは五回だった。1死一、三塁と二塁が空いている状態で、選択したのは岡本との勝負。それでもフォークが真ん中付近に甘くういた。そのボールを見逃してはくれず、主砲・岡本に29号3ランを浴びた。

 さらに続く丸への4球目。今度はスライダーが真ん中に入り、振り抜かれた白球は右中間席へと飛び込んだ。岡本弾の興奮冷めないまま飛び出した丸の27号ソロ。一気に流れをつかまれ、小川は5回5失点だった。

 ヤクルト・村上や阪神・大山らと繰り広げている熾烈(しれつ)なタイトル争い。これで本塁打王へは、29号の岡本が一人抜けだし、26本で村上、大山と並んでいた丸が単独2位へと出た。

 さらに打点王へは、村上が現在83打点で岡本(試合前までで86打点)を猛追していたが、さらに広げられる形となった。

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