明徳義塾のセンバツ出場が確実に 馬淵監督も安ど「勝つと負けるでは天国と地獄」

 「高校野球秋季四国大会・準決勝、明徳義塾9-2鳴門」(31日、春野球場)

 明徳義塾が序盤の集中攻撃で大勝。中止となった今春に続く春のセンバツ出場権をほぼ確実にした。

 二回、制球の定まらない鳴門先発・前田一輝投手(1年)を攻め立てた。無死満塁から押し出し2つで先制すると、甲子園のかかる大事な試合も「いつも通りやれた」という主将の米崎薫暉内野手(2年)が左翼へ2点適時打。2死後、加藤愛己捕手(2年)が右翼の頭上を越える適時二塁打を放ち、この回一挙6点を奪って試合を決めた。

 安定感抜群のエース・代木大和投手(2年)も、徳島県大会で5割近いチーム打率を誇った鳴門打線をきっちり抑えた。

 馬淵史郎監督(64)は「今まで投げた中で一番良くなかった」というが、120キロ台後半の直球に、カットボールを有効に使って強力打線を寄せ付けず。三回には1点を失い、連続無失点が31イニングでストップ。代木は「打たれたボールは全部高かった。高くても打ち取れるキレが欲しい」と、さらなる成長を誓った。

 これで春のセンバツ出場をほぼ手中に収めた。「勝つと負けるでは天国と地獄。ホッとしています」と馬淵監督。大舞台の前に2年連続の四国王者へ、まずは決勝の勝利に集中する。

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