花咲徳栄6年連続ドラフト指名選手輩出 岩井監督「心の部分をしっかりと指導」
「プロ野球ドラフト会議」(26日、都内ホテル)
プロ野球ドラフト会議が都内で行われ、ソフトバンクから花咲徳栄の井上朋也内野手(17)がドラフト1位指名を受けた。同校からは6年連続のドラフト指名選手輩出となった。
近年の同校からのプロ輩出に岩井隆監督(50)は「学校の基本方針は道徳教育。根っこの部分が腐ってしまうと長く続かない。校長先生初め、学園の関係者また多くの先生方、保護者などいろんな方が野球部の教育に共鳴していただいて、なおかつ、1人の生徒として心の部分をしっかりと指導していただいた部分が一番だと思います」と周囲への感謝を口にした。
井上も野球以外での成長も実感している。「入学したときから人間性の部分を厳しくやっていただいた。感謝しています」と振り返った。
また、今年の井上の指名が同校初の1位指名となった。岩井監督は「今日初めて井上君の背中が大きく見えました。今までは、こんなに大きく見えたことはないんですけど、これからもっともっと私が追いつけないくらい大きい人間になって、いい社会人になってください」とエールを送った。
◆花咲徳栄の過去6年の指名
15年 武田愛斗外野手(西武4位)
16年 高橋昂也投手(広島2位)、岡崎大輔内野手(オリックス3位)
17年 西川愛也外野手(西武2位)、清水達也投手(中日4位)
18年 野村佑希(日本ハム2位)
19年 韮澤雄也内野手(広島4位)
20年 井上朋也内野手(ソフトバンク1位)