プロでYAZAWA魂だ!日本ハム4位 智弁和歌山・細川が矢沢級成り上がり目指す
「プロ野球ドラフト会議」(26日、都内ホテル)
尊敬する人は…、YAZAWA!ヨロシク!!日本ハムから4位指名を受けた智弁和歌山・細川凌平内野手(18)が「一番の特徴はスピード。走攻守でスピードを見せたい」とプロの舞台へ意気込んだ。尊敬する人物はロックスターの矢沢永吉。プロの世界でリスペクトするYAZAWA級の“成り上がり”を目指したい。
この世に生を受けてすぐに影響を受けた。「父がファンでして。小さい時からライブ映像を見ていたりしてファンになりました」。もちろん、実家に飾られているのは矢沢のポスター。「自分が生まれてまだ名前が決まっていない時には『永ちゃん』と呼ばせていたらしいです」。まさに、“生粋”の永ちゃんファンだ。
試合中に使用するタオルは当然、「E・YAZAWA」の文字入り。「父がライブに行く時、自分の分のタオルも買ってきてもらうんです」。ロックに心酔しながら野球に没頭してきた。
好きな楽曲は「トラベリン・バス」。ライブでのアンコールで歌唱されることが多い曲で「始まりの所が好き」と細川。「ロックン・ローラーとしてカッコいいですよね」とうなずく。
YAZAWAと同様、大きなステージに強い。甲子園は18年夏と19年春夏を経験。2年夏は明徳義塾との3回戦で3ランを放つなど3試合で打率・429、1本塁打、3打点。今夏の和歌山代替大会決勝の初芝橋本戦では4打数2安打4打点で優勝に貢献した。
昨年10月の近畿大会後、中堅から遊撃にコンバート。最高学年となり主将となってからは周囲の様子に気を配れるようになるなど、内面での成長も見せている。
会見に同席した中谷仁監督も97年年度ドラフトで阪神から1位指名を受けてプロの世界へ。日本ハムの先輩には同校OBの西川も所属しており、細川は「盗塁の技術も高いので」と教えを請う考え。憧れのスターのように野球の世界でビッグになれるよう精進を重ねていく。