ヤクルト・五十嵐が引退試合でラスト登板 代名詞の直球で打者1人を三ゴロに

8回、引退試合のマウンドで全力投球するヤクルト・五十嵐亮太=神宮球場(撮影・開出牧)
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 「ヤクルト-中日」(25日、神宮球場)

 引退試合となったヤクルトの五十嵐亮太投手(41)が八回に登板。日米通算906試合目のマウンドだった。

 たくさんのファン、ベンチの仲間たちから大きな歓声や拍手に迎えられ、慣れ親しんだ神宮のマウンドに向かった五十嵐。マウンド上では青木を先頭に、ナインたちと抱擁。先頭・シエラに対して初球で三ゴロに打ち取った。143キロ。代名詞である直球だった。

 高津監督が自らマウンドに向かい、声をかけた。さらに手を大きく上げ、ファンの声援に応えた。最後まで絶やさなかった笑顔。最後の記念球は、最後まで勇姿を見届けてくれたファンの待つスタンドへと投げ入れられた。

 ネット裏には同級生の石川が、スタンドにはドラフト1位・奥川ら後輩たちが見守っていた。

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