ロッテ 落球でサヨナラ負け…首位6・5差、21日にも自力V消滅

 「西武2-1ロッテ」(20日、メットライフドーム)

 ロッテは0-1の九回2死から追い付いたが、その裏の2死二塁で二塁手の西巻と右翼手のマーティンが交錯して飛球を落とし、サヨナラ負けを喫した。首位ソフトバンクとは6・5ゲーム差となり、21日にも自力優勝の可能性が消滅する。井口監督は「最後は声の連係。しっかりやっていかないといけない」ともどかしそうに話した。

 九回の攻撃は1死二塁から中村奨と井上に代打を送った。主力を代える勝負に出た意図を「優勝争いをしているときに、もっともっと熱くなってもらいたいという思いを込めて」と明かす。10月の打率が2割に届かず最近は下を向きがちな2人への無言の喝だった。

 痛恨のミスを犯したのが中村奨に代わった西巻というのは皮肉だった。井口監督は「(中村奨と井上が)どう感じてくれているか」と奮起を求めた。

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