ソフトバンク9連勝!21日にもマジック点灯 勢い止まらない今季最多貯金22

 「日本ハム2-11ソフトバンク」(20日、札幌ドーム)

 難敵を、鮮やかに沈めた。首位ソフトバンクは今季の上沢に対し、試合前まで13イニングで1点しか取れていなかったが、この日は大量7得点。今季初の9連勝で抜けだし、工藤監督は「選手がよくやっている。エンジンをかけて戦ってくれているおかげ」と手応えたっぷりに言った。最速で21日に優勝へのマジックナンバーが点灯する。

 2-0の五回に打線が一気につながった。1死二塁から中村晃が右前適時打を放った後も、攻撃の手を緩めない。柳田、グラシアルが甘く入った変化球を逃さずに外野へはじき返し、好機を拡大。栗原の犠飛で4点目を奪い、とどめを刺したのは松田宣だった。

 内寄りの速球に振り負けず、ぐんぐん伸びた打球が中堅席へ。11号3ランとなり、上沢を降板に追い込んだ。「しっかり芯で、自分のスイングで打てた。いい流れで回ってきたし、追加点になってくれて良かった」と喜びをにじませた。

 終盤にも代打明石や途中出場の真砂のタイムリーなどで攻め続け、終わってみれば2戦連続で11得点。ラストスパートへ、バットが振れてきた。

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