ヤクルト・坂口 通算1500安打!史上129人目
「阪神1-1ヤクルト」(19日、甲子園球場)
ヤクルト・坂口がようやく笑った。言葉にし続けたのは「僕なんかが…」の思い。練習に励み、支えられ、走り続けてきた。苦節18年で届いた。地元で奏でた節目の一打は、史上129人目となる通算1500安打となった。
四回無死一、二塁。その3球目。白球を左前に運んだ。だが、ここで記念パネルを持ったタイガースガールズが二塁走者・村上のもとへ走るハプニング。坂口は苦笑いながら、ファンの思いに応えた。
「こんな人になりたい」と憧れ続けた岩隈が現役引退を発表した。これで現役の元近鉄戦士は、近藤と坂口の2人だけになった。「これからもチームのために、一本一本積み重ねていきたい」。去る先輩の思いも背負って-。1500安打はまだ通過点だ。