“近鉄戦士”あと2人 引退の岩隈に思い…ヤクルト・近藤「尊敬」坂口は「優しい人」

 近鉄時代、チームメートとして汗を流した坂口(撮影・田中太一)
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 巨人の岩隈久志投手(39)の現役引退発表を受けて、最後の近鉄戦士となったヤクルトの近藤一樹投手(37)と坂口智隆外野手(36)がコメントした。

 近藤は「僕は岩隈さんが近鉄バファローズのエースとしてブレイクした年のドラフトで、『細身で長身でスケールは違うけど同じタイプになるのではないか』と岩隈さんの担当スカウトの方の意見もあり、僕も近鉄にドラフトで指名されたと聞いていました」と入団時を回顧。

 「入団してからはエースとしての野球に対する取り組みや投げ方を真似したり、トレーニングなど大切な経験をさせていただきました。チームがお互い離れてからも対戦しましたが、スケールの大きさがかけ離れていて、ずっと尊敬して見ていました。球場でお会いしても、僕の身体の事を心配してくれて感謝しています。本当にお疲れ様でした」と話した。

 また坂口は「エースと呼ばれる存在だったのに、寮で新人の僕にも大変優しく接して頂いて、すごい選手なのに本当に優しい人なんだと感じました。岩隈さんは楽天に、僕はオリックスにいって対戦もたくさんしましたし、思い出もありますが、人間的に素晴らしくこんな人柄になりたいと感じたのが一番の思い出です。長い現役生活本当にお疲れ様でした」と語った。

 2004年に消滅した近鉄バファローズのユニホームを着た選手はこれで二人だけとなった。

 近藤は現在は2軍調整中だが、今季はここまで20試合に登板。日大三高から2001年ドラフト7巡目で入団し、近鉄では1勝を挙げた。その後2004年の球団合併でオリックスに移籍し、2016年の途中からヤクルトに移籍。2018年には最優秀中継ぎ投手にも輝いた。

 坂口は、高津監督がキーに挙げていた「1番」に開幕から座るなど、今季はここまで打率・254。18日の阪神戦では通算1499安打目を放ち、1500安打に王手をかけていた。坂口は神戸国際大付高から2002年ドラフト1巡目で入団。近藤同様に球団合併に伴い、オリックスに在籍し、2016年からヤクルトでプレーしている。

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