巨人20日にも最短V変わらず 4点差追いつかれドローも前進M8

 「巨人5-5広島」(15日、東京ドーム)

 4時間5分にも及ぶ接戦を終え、巨人・原監督は笑顔でG党に一礼した。今季5度目の引き分けで、連覇へのマジックは一つ減って「8」。歓喜の瞬間にまた一歩近づいた。

 「大江も、高梨も。リリーフが頑張りましたね。向こうのリリーフも頑張りましたね。逆転を許さなかったというところでしょう」

 同点の三回に岡本の右中間2点適時二塁打で勝ち越し、1993年8月生まれコンビの若林と田中俊が連続適時打。リードを4点に広げ、一気に勝利へ突き進むかに思われた。

 だが、先発のサンチェスが五回に暗転。田中広に中前2点適時打を浴びると、松山に左翼席へ同点2ランを献上した。日本シリーズに向けても不安の残る投球内容。宮本投手チーフコーチは「ピッチングに粘りがほしい。物足りなさは感じますね」と苦言を呈した。

 自慢の攻撃陣も中盤以降は広島のリリーフ陣の前に沈黙。延長十回は2死二塁と一打サヨナラの場面をつくったが、途中出場の中島が守護神・フランスアの155キロ直球を打ち上げて二飛。試合終了となり、本拠地が一瞬だけ静寂に包まれた。

 救援陣の力投でもぎ取った引き分け。最短優勝は20日で変わらない。最後までチーム一丸で戦い、全員野球でゴールテープを切る。

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