ヤクルト・奥川 プロ最長3回0封!宮城から刺激「1軍で投げたい」
「イースタン、日本ハム3-5ヤクルト」(14日、鎌ケ谷スタジアム)
充実感に笑みがにじんだ。ヤクルトの奥川恭伸投手(19)が14日、イースタン・日本ハム戦に先発し、プロ最長の3回を1安打無失点、2奪三振と好投した。「3回を0で抑えられてよかった」。86日ぶりの公式戦で少なからず成長を感じ、胸をなで下ろした。
7月末に発症した上半身のコンディション不良から復帰2戦目だった。最速151キロの直球に、低めの変化球が精度よく決まる。結果以上の内容に、奥川も「直球で追い込んで、落ち球で三振を取ることができました」と手応えを感じていた。
今月4日にオリックスのドラフト1位・宮城が、1軍デビューを果たした。同級生の存在が刺激であり、指針となる。奥川は言う。「もちろん1軍で投げたい。できることをしっかりやってその機会を待ちたい」。思い描くその日まで、成長と経験を重ねていく。