巨人・高橋が424日ぶり勝利 決勝三塁打には「まさかああやって打てるとは…」

今季初勝利にファンの祝福に応える巨人・高橋=東京ドーム(撮影・金田祐二)
今季初勝利にファンの祝福に応える巨人・高橋=東京ドーム(撮影・金田祐二)
力投する巨人・高橋(撮影・金田祐二)
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 「巨人6-1広島」(14日、東京ドーム)

 今季初先発の巨人・高橋が連敗を3で止め、マジックを一桁となる9に減らす原動力となった。5回77球を投げて2安打1失点の好投。昨年8月17日の阪神戦以来、424日ぶりの白星を挙げた。

 「球場のみなさんの温かい拍手の元、マウンドに向かわせていただきました」と久々のマウンドの印象を語った。そして「(捕手の)大城卓三さんがぼくのいいところを出してくれたので、何とか応えようと投げた結果が良かったと思います」と投球を振り返った。

 初回は三者凡退に抑える立ち上がり。二回に会沢にソロを浴びたが、三回以降も精度を増したスライダー、スクリューボールを効果的に内野安打1本に抑える好投だった。

 打っては同点の二回2死一塁から、右中間への会心の一打は決勝点となる適時三塁打。「まさかああやって打てるとは思っていなかったので、良かったと思います」と笑顔がはじけた。原監督も「本人も驚いたみたいですけど本人より私と宮本コーチはもっと驚いたと思います」という一打だった。

 昨季は5勝し、日本シリーズにも先発した左腕は今季のオープン戦中に左肘痛で離脱していた。8月の3軍戦で実戦復帰。6日に1軍昇格を果たして、リリーフで1試合に登板していた。

 「3月に左肘をケガしてからすごく時間が経ったんですけど、何とか東京ドームのマウンドに帰ってこられるように日々練習してきました」と声を弾ませた。

 原監督は「少し球数は考えていたんですけど非常にいいピッチングをしてくれました。もう少し精度を含めて上がってくれば。今年初先発の中でいい役割。次への楽しみが出来たと思います」と目を細めていた。

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