巨人・山口寿一オーナーが１３日、原辰徳監督に来季続投を要請する方針を示した。来季が３年契約の３年目となり、「来年、当然続投」と明言した。

　これを受け、原監督は広島戦後に「もう明日のゲームのことでいっぱいだしね」としながら「チームを預かっている人間として、ありがたいお言葉であったというところですね」とした。

　監督として通算１４年目のシーズンとなった今季は、新型コロナウイルスの影響で日程が不規則なシーズンとなったが、首位を独走。リーグ２連覇が濃厚な状況となっている。

　原監督は昨季までの１４シーズンでリーグ優勝８度。今季実現すれば９度目となる。今季は監督通算勝利数でも川上哲治氏を抜き、球団歴代１位となった。山口オーナーは原監督とは直接「来年の話はまだしていない」としながら、「こういう特殊な条件の下で、これだけの成績をあげている。本当に立派な手腕だと思います」と語った。