ロッテ単独首位ならず コロナ離脱・岩下の穴埋められず
「ソフトバンク5-1ロッテ」(10日、ペイペイドーム)
天王山第2ラウンドは完敗を喫した。ロッテは序盤から主導権を握られ、単独首位浮上はならなかった。
先発を託した2年目左腕の中村稔が誤算だった。二回に1点先制された直後、1死二塁から栗原に2ランを食らった。2回3失点で降板し「本当に悔しいですし、チームに申し訳ない」と唇をかんだ。井口監督は「いつもホームランで点を取られてしまう。課題ですね」と今季11被弾に厳しい表情を浮かべた。
当初、この日は中8日で岩下を投入予定だったが、新型コロナウイルス陽性と判定されて離脱中。第2先発として待機させていた2年目右腕の古谷が三回から2番手でプロ初登板し、走者を出しながらも3回1失点と粘った。岩下の穴を埋める必要があり、今後も土曜日の試合は中村稔と古谷らをセットにして回していく。
今季11勝と抜群の相性を誇ったソフトバンクに5敗目を喫し、再び1ゲーム差に広げられた。今3連戦での奪首はならなかったが、粘り強く食らいつき、残り24試合で必ずひっくり返す。