ヤクルト ルーキーの天敵・森下に4戦3敗 2度の満塁機で得点0
「広島3-0ヤクルト」(10日、マツダスタジアム)
前夜17安打12得点を奪った打線の勢いは、完全に失われてしまった。4度目の挑戦でも森下を攻略することができず。2度の満塁機を生かせなかった。
得点圏に走者を進めたのは、2度あった。少ないチャンスだ。まずは初回。エスコバー、坂口が連打を放つと、山田哲は四球を選び、無死満塁となった。それでも村上が内角高めの直球に空振り三振、続く青木、中山も倒れ、立ち上がりを攻めきることができない。
すると森下がどんどん調子を取り戻していった。2度目の好機は六回だ。安打と四死球で作った1死満塁の場面。ここで高津監督も宮本を代打起用したが、粘りを見せたものの三振。西浦も3球三振に倒れた。広島のルーキー森下に好き放題にやられた。
その後のリリーフ陣も攻略することができず、散発4安打で無得点に沈んだ。また満塁で打席に立った野手5人で、計4三振と勝負どころも生かせなかった。森下とはこれで4戦3敗で、今季8勝目(3敗)を献上した。
これで今週は中日の勝野に始まり、大野雄、そしてこの日は広島の森下…。苦手投手攻略の糸口がつかめないでいる。