藤井学園寒川が9年ぶり四国大会進出 県大会決勝の相手・英明とは“監督親子対決”
「秋季高校野球香川大会・準決勝、藤井学園寒川6-1大手前高松」(10日、レクザムスタジアム)
藤井学園寒川が快勝し、9年ぶりの四国大会進出を決めた。
4月から監督に就任した香川智彦監督は「試合前には『暴れるぞ』と伝えていたが、初回先頭のストレートの四球を見て考えを変えた」と、相手先発の状態を踏まえて作戦を変更。「動く必要はない。堅くいこう」と、8つのバントと3つの犠飛を絡め、安打は6本ながら手堅く得点を重ねた。
投げては先発の左腕・松岡敏喜投手(1年)が打たせて取り、9回1失点の完投勝利。与四球はわずか1という会心の投球を「その分バックに助けられた。先輩たちに感謝したい」と振り返った。香川監督もチームのキーマンに挙げる1年生エースは「ひとつひとつ積み上げて甲子園までいきたい」と、力強く誓った。
11日の決勝は、香川監督の息子・香川純平監督率いる英明との“親子対決”に決定。「家族を二分する戦いですが、生徒は関係ないですから」と、笑い飛ばした父。県1位での四国大会進出をかけた争いに臨む。