ロッテ・藤原、プロ初猛打賞 若武者躍動で首位ソフトに0差!

 「ソフトバンク1-3ロッテ」(9日、ペイペイドーム)

 総力を挙げて宿敵を倒した。ロッテは直接対決3連戦の第1ラウンドで快勝。首位ソフトバンクにゲーム差なしと肉薄した。

 2試合連続で1番としてスタメンに起用された藤原が躍動した。初回に二塁内野安打で出塁し、先制のホームを踏んだ。四回には左前打で出塁。2-1の六回2死三塁では「ストレート一本に絞っていこう」と決め、直球を鮮やかに右前に運ぶ適時打で今季初打点。プロ2年目で初の猛打賞をマークした。

 高校時代は甲子園のスター。し烈な優勝争いの中、20歳が堂々たる結果を出した。目を輝かせて「大事な試合。勝つことだけを意識した。緊張というよりは、やってやろうという気持ちの方が大きい」と初々しく語った。

 新型コロナウイルスの集団感染で1軍のベテランや主力野手が大量に離脱した。緊急事態に代替選手として他の若手らと昇格したのが藤原だった。井口監督は若武者を「持っている選手」と評価し、「若手が底上げをしてくれるのは大きい」とほめたたえた。

 逆境に立たされたチームの結束力が高まってきた。6日に出場選手登録されたばかりのの藤原が「チームが一つになっているのが、感じられます」と話すほどだ。

 10日の第2ラウンドで勝てば単独首位に浮上する。10月の首位は前後期制期間を除けば1970年以来、50年ぶりだ。「一試合一試合、自分たちの試合ができるように」と井口監督。この勢いで逆転Vをたぐり寄せる。

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