ロッテ 緊急事態にナイン一丸!コロナ騒動後初白星 首位ソフトバンクと1差

 「ロッテ4-1オリックス」(7日、ZOZOマリンスタジアム)

 ロッテは逆境をはね返した。新型コロナウイルスの感染が拡大し6日に1軍選手が大量離脱後、初白星。緊急事態でナインが奮起し、井口監督は「今日の勝ちは大きい」と目を細め、たたえた。

 主力が先制点をもたらした。一回2死後に3番・マーティンと4番・安田の連打で一、二塁。続く井上がアルバースの直球を捉え右翼席に運んだ。8月21日以来、約1カ月半ぶりの13号3ラン。「今、苦しい状況が続いている中で、ここしかないという気持ちで打席に入った」と語った。

 集団発生の大きな試練を迎えていた。6日に新たに鳥谷ら1軍7選手の感染が判明。陽性者と岩下の濃厚接触者が大量に離脱した。6日は完封負けを喫し井上は「雰囲気が重たかった。打破しなきゃ」と覚悟を決めた。

 多くのベテランや主力がいなくなり、不安を抱いた。「身近に起きるんだと初めて実感した。本当に、これでみんなどうなるのと。球場に行くと『あの人、来てないな』と重たい空気になりました」と振り返った。

 「他人事ではない。怖いです」と正直な思いも吐露したが、自身を鼓舞するように語った。「残った人たちがいる。力を合わせて出し切るということを心がけて。いない選手にいい報告ができるように」。代替昇格した若手らと一丸になって戦うことを決意した。

 「(チームの)人数がいっぱい、いっぱいなんですけど、みんなでしっかり戦っていきます」とファンに約束した井上。困難を乗り越えて、ロッテが逆転Vを目指す。

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