オリックス 阪急初V記念日ゲーム飾れず…中嶋監督代行「勝ちたかった」
「オリックス6-7西武」(1日、京セラドーム大阪)
角度良く飛び出した代打のオリックス・ジョーンズの打球はスタンドまで届かなかった。1点差での敗戦。会見場に現れた中嶋監督代行は「うーん」と言葉が出なかった。
3点ビハインドの五回、4安打を集中して一度は逆転したが、八回にヒギンスが追いつかれ、山川に来日初被弾となる2ランを浴び勝ち越しを許した。九回にT-岡田が一発を放ったが、あと一歩及ばなかった。
タテジマのユニホームに身を包んだ指揮官は「すごいレジェンドたち、OBのみなさんがつないできたチームですんで、なんとか勝ちたかったんですけどね、野球は難しいですね」と悔やんだ。
この日はオリックスの前身である阪急が1967年に初優勝した日。これにちなみ『誇り高き闘将~西本幸雄メモリアルゲーム~』と題して、全員が当時のユニホームに西本監督の背番号50をつけてプレーした。
自身も阪急でプロ入り。88年の阪急最後の試合は山田久志とバッテリーを組んで完投勝利へ導いた。勝てなかったが、諦めない姿勢は見せられた。勇者魂を受け継いでいく。