オリックス・中嶋監督代行就任以来、17勝16敗2分けで貯金1「1つ1つ勝っていきたい」
「オリックス5-0西武」(30日、京セラドーム大阪)
打線が5試合連続のに先取点を挙げ、ジョーンズの一発や安達の適時三塁打など追加点を挙げる理想的な形を見せれば、6回無失点の先発増井を吉田凌、山田、富山、漆原と若いリリーフ陣が無失点に抑えて逃げ切った。
中嶋聡監督代行は4年ぶりの先発勝利となった増井について「(初回)先頭いきなりストレートのフォアボールですからね、あらっと思ったんですけどね。でもそこからうまく立て直したし、(松井)雅が非常にいいリードしてくれたし、うまい力の抜かしかたというか、そういう点ではよく引っ張ってくれたと思います」と松井雅の好リードを褒めた。
先発転向して3試合目での勝利。
「やっぱり球数を放れないといけないので、練習内容とかも変わると思いますし、それをこなしてましたし、あとは実戦でどれくらい放れるかとか、いかに抑えてくれるか、全部全力で行くところをどうやって抜いていくのか、というのが鍵になってくると思うので、そのためにいろんな球種を放ったりとかしないといけないので、それがうまくできるようになってきたのかなと思いますし、(日本ハム時代に)先発してるのも僕は見てきているので、それを考えたらこのくらいのというか、パフォーマンスは出してくれるピッチャーですし、適性という面でも先発にある選手なので」
さらなる飛躍を期待した。
若いリリーフ陣の奮闘も目立った。
「自分の持ち場というか、与えられたところを非常に一生懸命やってくれている結果だと思いますし、あまり誰かのためと、重荷にならないようにはしてほしいなとは思いますね。でも、そういう気持ちがあるというのは非常にいいことだと思いますし、もし増井のためにというのだったら、本当にいいことだと思います。自分のためとかじゃなく、っていうのもあるかなと思います」
打線ではロドリゲスが先制打、ジョーンズが追加弾と外国人が機能した。
「外国人3人が非常にいい刺激というか競争になっていると思いますし、モヤが打って、ロドリゲスが打って、ジョーンズも火が付いてきましたし、その点が使い方は非常に難しいですけど、本当に調子のいい選手を使っていきたいなと思いますし、その点ではどのポジションでもどうかなと思いますので」
5カード連続勝ち越しは2003年7月以来、17年ぶりとなった。
「17年前はいなかったんで(笑)。そうですかね。本当に1試合1試合というか、先とかを考えずに目の前の試合を勝っていこうという、そのつながりだと思います。もちろん、負けることもあるでしょうけど、本当に目の前の1つ1つを勝っていきたいなと思います」
中嶋監督代行就任以来、35試合で17勝16敗2分けとなった。