偉業達成の巨人菅野 重圧との戦い「毎回しんどいですが期待に応えるのもプロ」

勝利が決まりタッチを交わす巨人・原監督(左)と巨人・菅野=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
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 「広島1-6巨人」(29日、マツダスタジアム)

 巨人の大エースが金字塔を打ち立てた。

 菅野智之投手が6回1失点の力投で開幕から無傷の12連勝。開幕投手からの12連勝はスタルヒンを抜いて球団新記録となり、04年の近鉄・岩隈(現巨人)が打ち立てたプロ野球記録タイ記録にも肩を並べた。

 初回に1失点したが、二回以降は粘りの投球。「立ち上がりだけですね。あとは粘り強く投げられ、満足しています」とうなずいた。六回は岡本の失策から無死二、三塁のピンチを迎えたが、三振、三振、右飛で無失点に抑えた。

 「毎回、野手に助けられっぱなし。そういうもの(エラー)をカバーしたいと力を振り出しすぎてバテてしたまった。今日はチーム一丸で勝てた」。104球の力投でリリーフ陣に託した。

 新記録について「素直にうれしい。こればかりは自分の力ではどうにもならない。1勝1勝の積み重ね」と、トレーナーなど裏方さんに感謝。記録の重圧との戦いに「この連勝は1回負けてしまうと記録が止まってしまう。毎回意識するのは意外としんどいんですが、期待にこたえるのもプロの醍醐味。負けないでシーズンを終えられるように頑張りたい」と誓った。

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