ヤクルト・小川が3回5失点で今季最短KO 高津監督が鬼タクト

1回佐野(右)に逆転3ランを許した小川(撮影・高石航平)
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 「DeNA-ヤクルト」(29日、横浜スタジアム)

 ヤクルト・高津監督が、勝利への鬼タクトをふるった。今季初のカード頭を任せた小川の3回5失点での降板を決断。今季9勝をしているエースを降ろし、代打を送った。

 最高の景色の中でノーヒットノーランという大記録をつかんだ横浜で、この日は悔しさにまみれた。2点を援護してもらったが、直後の立ち上がりにDeNAの4番・佐野に逆転3ランを被弾。二回は下位打線こそ抑えたが、三回にはロペスに適時打を許すなど、2点を追加された。3回5安打5失点で今季最短KO。5回持たずでの降板は今季初めての屈辱だった。

 これまでは土曜、日曜の週末ゲームに投げることが多かった小川。チームにとって課題の一つであるカード頭を、この日今季初めて任されていた。降板後の小川は「走者を出してから、粘りの投球ができず失点してしまい、いい流れにもっていけませんでした」と猛省。強い思いは空回りした。

 高津監督も「小川でも状況を見て、(勝つために)リリーフを使っていくことはある。小川だから引っ張りたい気持ちもあるけど、ゲームを勝つためにどうしたらいいのか。目の前の試合を勝ちたいので」と勝利への一手をちゅうちょしないことを示唆しており、61球でのエース降板を決断。早期継投に入った。

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