ヤクルト・村上 先制&V弾18号!10戦で6発量産態勢「まだまだ足りない」

 「ヤクルト2-1阪神」(26日、神宮球場)

 すさまじい衝撃音が、本拠地に響き渡った。4番の執念が光った勝利への一打。ヤクルト・村上が手に残る感触を確かめながら、ダイヤモンドをゆっくりと一周した。「自分の打撃が取り戻せてきている」。胸を張った18号の決勝弾。連勝に導いた。

 勝利してこそ、輝く笑顔がある。見せ場は同点の六回だ。「勝ち越すならここ」と先頭で打席に向かった。力投するスアレスに白星を贈るため、バットを強く、強く握った。

 マウンド上には7年ぶり救援登板の藤浪。「中継ぎとしては初対戦」と先に対戦した坂口とすぐさま情報交換を行い、イメージを描いた。するとその2球目。152キロ直球を完璧に捉えると、打球は一直線にバックスクリーンへ。白球が大歓声の中で消えていった。

 この日は初回に先制打も放ち、2打点の活躍。好調維持の裏には、毎試合の予習復習と怠らぬ努力がある。ここ10戦で6発と量産態勢だが「前半戦なかなか本塁打が出なかったので、まだまだ足りないですね」と村上。とどまることを知らない進化。飽くなき向上心が、若き主砲を強くさせる。

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