「巨人２－３中日」（２６日、東京ドーム）

　連勝が５で止まった巨人・原監督が、四回までで１試合につき２回行使できるリクエストを使い果たした判断について語った。

　１回目は三回、無死一塁で中日・福谷の犠打の場面。ボールは２－６－３と送られオールセーフとなったが、原監督は一塁の判定に対してリクエストを要求。しかし判定は覆らず失敗に終わった。

　２回目は四回の吉川尚が放った二ゴロも一塁できわどい判定に。塁審はアウトの判定を下し、原監督はこの試合２度目のリクエストを要求。ここでも判定変わらず、リクエストの権利を四回までで使い切った。

　この判断に原監督は「そこはそうですね。はい。失礼しました」と反省し、「俺が悪い。安易に使いましたねというところで良いんじゃないでしょうか」と責任を背負い込んだ。

　１点を追いかける九回１死一塁では代走・増田大が二盗を仕掛けるもきわどいタイミングでアウトの判定。勝負所でリクエスト行使に値するプレーだったが、権利を使い切っていたため、指揮官はベンチで立ち尽くすことしかできなかった。