オリックス【きょうは何の日】2008年、10年ぶりシーズン勝ち越し CSへM3
「ソフトバンク1-4オリックス」(2008年9月24日、ヤフードーム)
大石大二郎監督も「特別な人」と尊敬するソフトバンク・王貞治監督の本拠地最終戦ながら、プレーボールがかかれば「考えなかった。集中してました」と勝利を何よりも優先する。
先発の近藤一樹も「目指すところが違うので、意識せずに投げられました」と心臓の強さを見せた。8回無失点で9勝目。「ブルペンからあまり調子がよくなくて。だんだん指に引っかかって、球が行くようになりました」と振り返る。
理想的なゲーム展開となった。五回に北川博敏の13号で先制。六回には北川の犠飛、七回には下山真二、タフィー・ローズのタイムリーで中押し、ダメ押しと効果的に得点していった。
「ピッチャーは若いけど、打つ方は年寄りが頑張ってくれましたね」と大石監督。これで西武を除くすべての球団に勝ち越し、シーズン勝ち越しも10年ぶりに決めた。CS出場マジックは「3」だ。
スタンドのほぼすべてを敵に回しての勝利に大石監督は「選手はすごい。自信を感じた」と、また強くなったチームに、実りの秋への手応えを感じていた。
当日のスタメンは次の通り。
(8)坂口知隆
(9)下山真二
(D)アレックス・カブレラ
(7)タフィー・ローズ
(4)後藤光尊
(3)北川博敏
(2)日高 剛
(5)塩崎 真
(6)大引啓次
(P)近藤一樹