広陵の斬り込み隊長・垰下サイクル達成 小学生の頃は広島カープジュニアに在籍

 「秋季高校野球広島大会・1回戦、広陵10-0呉商」(20日、広島県営球場)

 1回戦の残りの8試合が行われ、16強が出そろった。今夏の広島県代替大会で準優勝した広陵は呉商に10-0で六回コールド勝ちした。26日の2回戦で尾道と対戦する。今大会には予選を勝ち抜いた32校が出場し、上位3校が秋季中国大会(島根・10月23日開幕)の出場権を手にする。

 バットを振れば、野手のいないところに打球が飛ぶ。“打ち出の小づち”のように快音を響かせたのは「1番・右翼」で先発出場した垰下(たおした)弘貴外野手(2年)。先頭打者弾を含む4打数4安打3打点の大暴れで、サイクル安打を記録した。

 華々しい幕開けは初回だ。「(この日の4安打のうち)一番感触が良かった」と自画自賛の一発は、左翼越えの先制ソロ。二回は中前打、四回は好機で左翼に適時二塁打を放った。五回は再び左翼へ長打。三塁を陥れてサイクル安打となった。

 夏の広島県独自大会では背番号20でベンチ入り。決勝戦では広島商に敗れて頂点には立てなかった思いを胸に「甲子園、日本一を目指してやっている」と闘志を燃やしている。

 小学生の頃は広島カープジュニアに在籍していた垰下はもちろんカープファン。「鈴木誠也選手が好き。スイングのキレイさ、全部好きです」と目を輝かせた。名門校の斬り込み隊長が、安打を量産していく。

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